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20世紀少年 −第1章− 終わりの始まり 〜 『 ケ〜ンヂく〜ん、遊び〜ま〜しょ 』 〜
◎ ストーリー
・1969年、少年ケンヂは遊びで人類滅亡を空想し、仲間たちと「よげんの書」を作り上げて楽しんでいた。そこに描かれたのは、現実には起こり得ない“未来”のはずだった・・・・。だが、大人になったケンジの周りで、幼なじみのドンキーの死をきっかけに次々と不可解な事件が起こり始める。時を同じくして、世界各国では謎の伝染病による大量死が相次ぐ。しかも、これらの事件は全て、かつてケンジたちが作った「よげんの書」のシナリオどうりに起こっていた!世界を陰で操る謎の男“ともだち”とは?果たしてケンジたちは滅亡の一途を辿る地球を救うヒーローになれるのだろうか?
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◎ 解説&見所
7年もの連載、22巻にも及ぶ浦沢直樹のベストセラーコミック「20世紀少年」が遂に実写映画化。堤幸彦を監督に迎え、超豪華なオールスターキャストが集結。3部作で実に総合計制作費60億円をかけた壮大な作品です。
そして約50年に及ぶ壮大なストーリーを展開。謎が謎を呼ぶこの第1章が始まります。
コミックでいえば第1巻〜5巻の部分の映画化です。
物語は1997年から始まり、ケンヂはミュージシャンとしてロックスターになる夢を捨ててコンビニ経営をしながら、.失踪した姉キリコの赤ん坊、カンナの面倒を見る平和で緊張感の無い日常を過ごしていた。(
実はこのカンナが次回作・第2章のメインキャストになります。)
しかし、次々と世界規模で不可思議な事件が発生。同窓会では、かつてケンヂたちが作り、すっかり忘れていた「よげんの書」のことをかつての小学生の友人原っぱの仲間たちに指摘される。
しかも、何故かカンナを奪いに来た不気味なカルト教団の信者によってコンビニは火事になり、焼け跡からよげんの書を発見したケンヂは確かにそこに記述されているとうりの事が現実世界で実現していくのを目の当たりにし、不可解ながらもこの陰謀の謎を解こうと考え始める。
そして家も奪われ、テロリストの疑いをかけられたケンヂは、地下活動をしながらも、かつての子供時代の、原っぱの友人達6人の協力を得て、不気味な人類滅亡計画阻止の為に立ち上がる。
3章で完結の重要な第1章という事で、原作者の浦沢直樹が脚本を手がけ、かなり原作どうり忠実に制作されたためか、2時間以上の長編になっています。ただ、第1章という事で、ラストの巨大ロボットの出現まで盛り上がりは少ないので、肩の力を抜いてご覧下さい。
各出演者の個性も漫画のティストがしっかり伝わるキャステイングが完成していますので、原作コミックを読んだ人もすんなりと映画に入れ、楽しめると思います。
ケンヂ役に、人の良さそうな唐沢寿明も、子供時代の仲間、空手を得意とする紅一点役のユキヂ役の常磐貴子も、オッチョ役の豊川悦司も、ドンピシャリのはまり役です。国会議事堂や国際空港の爆破。ラストの巨大ロボットの出現&爆破による新宿壊滅など基本を押さえた見せ場もしっかり用意されています。
ラストのロボット爆破場面のシチュエーションでは、最重要人物の『ケンヂ』&『ともだち』の2人は爆死の確立が高いのではと思える最大の見せ場になっていて、次回作での展開が楽しみです!
しかしこれだけ大きな事件が起こっているのにこの映画には緊迫感が無いのが現実的で不気味です。
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実は、監督はこの作品にラストサプライズを用意しています。
↓
ケンヂ達が巨大ロボットを前に集結する場面に、教祖の<ともだち>の正体が隠されています。
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それは、7人いるはずのメンバーの後姿が、次の瞬間なぜか突然6人に! これがヒントです。
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・名 作 度
・スト−リ−
・キャラクター
・原作忠実度
・カルト度数
・ラストサプライズ
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
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・公開年 : 2008年8月30日
・制作国 : 日本
・上映時間 : 142分
・仕 様 : カラー