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仮面ライダー ＴＨＥ ＦＩＲＳＴ 〜 『 俺はただ・・・美しいものを守りたいだけだ。』 〜
● ストーリー
・城南大学の大学院で水の結晶を研究する院生である本郷猛（黄川田将也）は、そのＩＱの高さから、ある日突然秘密結社ショッカーに誘拐され、コードネーム
＜ホッパー＞としてバッタの能力を基本とした超人的な能力を持つ改造人間、にされてしまう。驚異的な跳躍力とキック力を持ち、それに耐えうる身体機能併せ持ち、ショッカーの中でも最強の改造人間で、主に破壊活動、暗殺を得意とする彼は洗脳を施され、彼らの意のままに操られ潜入活動を開始していた本郷は、ふとしたキッカケから自我に目覚め正気を取り戻す。ショッカーを離脱し、元の生活に戻ろうとするが、そんな本郷の前に彼を裏切り者として倒すべく、改造人間＜ホッパー２号＞一文字隼人（高野八誠）が姿を現す。
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● 解説＆見所
今回の映画は、仮面ライダーの原作者である石ノ森章太郎氏の設定にもとずいて忠実に制作され、ライダーのコスチュームやバイクのメカ類にしても、ストーリー仕立ても、大人が見ても納得できる丁寧に作られた作品になっている点が、「仮面ライダー」という作品を大事にしているなと思える好感度ムービーです。
ライダ−１号となる本郷猛は原作どうり、等身大のスマートな草食系男子として描かれ、自我を取り戻した本郷が改造された後の力のコントロールが出来ずに葛藤する場面も、原作どうりしっかりと描かれています。
又、ライダーのマスクも、原作どうり着脱式であるというリアルさを数回にわたって演出。ヘルメットの様に扱われるマスクは、ライダーの新たなスタイルとして確立されました。
一方秘密結社ショッカーは、ＩＱの高い人間に対し拉致を日常の様に平然と行い、改造人間達の優越感を伴なった異様なハイテンション演出により、まるで現代のカルト教団的な雰囲気をアレンジしている所が、不気味でリアルです。
しかも、改造人間達はリジェクション（一種の拒否反応）が起こり、定期的に血液を交換しないと生存できないという新設定。
石ノ森章太郎の原作コミックでは、本郷猛は脳改造の失敗で始めから正気だったのですが、今回の映画ではもともｌと水の結晶を研究していた本郷が、降りだした雪を見て正気に戻るという設定で、斬新な演出が新たな名場面を作ることに成功しています。
そして昔からのフアンには懐かしい、オリジナルの死神博士役の故・天本英世氏も、ショッカーの幹部としてデジタル映像で復活し、特別出演しています。
幹部も若返り、佐田真由美＆ＤＡ ＰＵＭＰの辺土名一茶が象徴として出演。若きエリートでありながら、裏で世界を牛耳ろうという狂気の野望を持った人物達を、日常の様に、普通に演じているところがいかにも今風。
内容も単なる勧善懲悪のヒーローものだけではなく、ドラマ部分でも、ショッカーの改造人間の被験者とされた晴彦（ウエンツ瑛司）＆美代子（小林淳子）の２人の恋愛の悲壮な運命＆意外な結末も、改造人間の悲哀として違和感なく描かれています。
婚約者、勝彦（高野八誠が二役）をショッカーの改造人間＜スパイダー＞に殺されたヒロイン緑川あすか（小嶺麗奈）は、本郷を犯人と誤解し彼を追跡。
一文字隼人は１号を倒す為に登場。バトルを繰り広げます。
しかし、本郷を敵とするあすかを気に入った彼はショッカーにたびたび反抗し、遂に裏切り者として抹殺の対象に。
ここから１号＆２号の奇妙な友情が始まり、Ｗライダーの戦いが始まります。
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改造人間の悲哀と諸悪の根源・ショッカーにかかわる人物の人間ドラマも秀逸。
原作を基本にシリアスに制作された等身大ヒーローの原点
Ｗライダーの復活＆活躍を存分に楽しんで下さい。
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・名作度数
・ストーリー
・キャラクター
・ライダー度
・友 情 度
・ハッピ−エンド
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
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・公開年 ： ２００５年1１月５日
・制作国 ： 日 本
・上映時間 ： ９０分
・仕 様 ： カラー
