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DVD 名作コレクション
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リタ−ナ− 
 ストーリー

・ 依頼者からの情報をもとに闇の取引現場に潜入し、ブラックマネーを奪還、そして寸分無く依頼者にその金を送り返す<リターナー>のミヤモト(金城武)は少年時代に親友を殺した日本人、 溝口(岸谷五郎)を捜していた。やがてブラックマネーの取引現場で溝口を発見し、激しい銃撃戦の末、溝口を追い詰めたものの、突然現われた少女ミリ(鈴木杏)を敵と間違えて狙撃してしまい、一瞬のとまどいの間に溝口を取り逃がしてしまう。そして防弾プレートで命に別状は無かった謎の少女ミリからは地球の存亡にかかわる信じ難いミッションを依頼される。あまりに現実離れした話に、ミヤモトは杏を追い出そうとするが、まんまとミリの計略にかかり、嫌々ながらこの依頼を請け負うことに・・・。

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 解説&見所

・ 物語は冒頭、いきなり近未来のネパール山頂に着陸するハリヤー(垂直離着陸機)の場面から始まります。この時代、人類はエイリアンの容赦ない圧倒的な科学力の侵略攻撃にさらされ劣勢を強いられ、ここネパールの秘密基地にも敵は侵入し、起死回生の為人類が開発したタイムマシンを破壊し始めた中、倒された仲間の替わりに一瞬のスキをついて、たった一人でマシンに飛び込み過去にタイムスリップするミリ(鈴木杏)。こうしてミリ(鈴木杏)だけが現代に到着します。

一番最初に到着する侵略エイリアンの抹殺を目的に過去に来たミリは、ミヤモト(金城武)を相棒に選ぶが、溝口達の極悪非道な陰謀に巻き込まれ、図らずもエイリアンの子供を保護する事になり、エイリアンを間近に見たミヤモトも全面的に協力することに。

この映画の魅力の多くは鈴木杏演じる未来から来た少女ミリというキャラクターによる所が大きく、彼女の一途でけなげで、時折みせる少女っぽさがとってもかわいいです。一例を上げると、

    <ミヤモトの造ったスパゲテイを生まれて初めて食べて涙ぐみながら「おいしい」と言うシーン。>
    <潜入する為にミヤモトに生まれて初めて少女らしい服をもらい、着て一人で照れるシーン。>
    <そうかと思えば町でもらったエレキバンを小型爆弾とミヤモトに信じこませてしまうしたたかさ。>
    <「ミヤモトがピンチになったら助けに来るよ」という律義さ>
    <ラスト近く消えていく自分を見て、明るく振舞うけなげさ。>

などなど、ミリというキャラクターに詰め込んだ鈴木杏の少女像の魅力全開です!!

又、完璧なヒーロー。物語のキーパーソンとなるミヤモト役の金城武がまたカッコイイ! 

百発百中の腕を持ち、修羅場を潜り抜けてきた正義感に熱いクールガイ!!

それでいてミリに簡単にだまされる人の良さも持ちあわせた憎めない魅力的なキャラクター。

 <ミリから託された加速装置で銃弾を縦横無尽にかいくぐりよけながら次々と溝口達を倒していく場面>
 <ラストにも加速装置を使用してミリ&エイリアンの子供をかかえてエイリアンシップへ走り抜ける場面、>

などの迫力の場面はCGを使用した映像センスやカメラアングルが抜群に良く、スタイリッシュに決まっている事で何度見てもその完成された緻密な演出には、ため息が出ます。

金城武&鈴木杏、この2人のキャラクターなくしてこの映画<リターナー>は成り立たなかったといってもいいでしょう。

又、脇役に、木希樹林がミヤモトを育てた武器の調達・情報収集・闇の取引何でも来いの頼りになる女ブローカーに扮してユーモアたっぷりの貫禄の演技を見せてくれます。

岸谷五郎もパンク頭で極悪非道の悪役・溝口を嬉々として演じています。最後の半端じゃない倒れ方もいい。

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ラスト近く、無事ミッションを終え世界を救ったミリが消えた後、念願の溝口を倒す事が出来た為、女ブロ−カーに拳銃を返しリターナーを廃業してしまったミヤモトは、待ち伏せていた映画冒頭で足を撃ったチンピラに心臓を撃たれその場に倒れる。

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                そして、雨が降りしきり悲しげなラストソングが流れる。

        しかし、この後に奇跡のラストサプライズ(大どんでんがえし)が用意されています。

               消えたミリは本当に未来へ帰れたのかもここで判明します。

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 ★ 涙無くしては見れないこの感動のラストを、是非あなたご自身で確かめてください。★

         
★ 間違い無く名作であり傑作です。是非、ご鑑賞ください! ★


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・公開年  : 2002年8月31日
・制作国  : 日本
・上映時間 : 116分
・仕   様 : カラー
ジャンル : 特撮(邦画)
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・名作度数
・ストーリー
・キャラクター
・近未来度数
・CGセンス度数
・ハッピ−エンド
・ラストサプライズ
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
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〜 『 もう一度・・・来てくれてたのか ・・・。』 〜