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オーディション 〜 『 キリキリキリキリ〜。 』 〜
● ストーリー
・妻と7年前に死別した青山(石橋凌)は、高校生になる息子からもうながされ、再婚を考える日々を過ごしていた。そして、その方法として架空の映画のオーディションを行い、その中から理想の再婚相手の女性を探そうと考えた青山は、会社の友人プロデュ−サーに協力を求める。オーディション当日、多くの応募者を面接した中から、青山は控えめで純朴な一人の女性、麻美(椎名英姫)が気に入り、採用通知を送る。しかしこの麻美こそ、ゆがんだ独占欲を持った恐るべき魔性の女性だった。
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● 解説&見所
この映画はミステリー&サスペンスに分類しようと思いましたが、あまりに怖いのでホラーに分類しました。原作は村上龍の同名小説の映画化で、魔性を秘めた女性と知り合う男の恐怖体験を描いた物語です。
魔性の女・麻美は、体は細身で髪型は真ん中分けのロングで黒髪、切れ長の日本的な眼差しに小さな鼻と口に、顔は卵型の輪郭という人形のような可憐さを持った理想的な美人。
その上性格も控えめで読書が趣味というおしとやかさまで演技されたら主人公の青山でなくとも男ならついフラフラとしてしまいそうな見事な設定です。
そして「気を付けた方がいい」という親友の忠告も聞かずに青山は自分で開いたオーディションを機会に、まるで糸に絡め取られるようにこの女性に惹かれていきます。
彼女の履歴書をたよりに独自に身辺調査を始めた青木に次々と衝撃の事実が襲いかかります。
それでも麻美を信じたい青木は悪夢にうなされ、想像できうる結果に悩みながらもやめとけばいいのに麻美と交際を続けます。
その間に、恐怖シーンが展開します。
青木から採用通知の電話がかかると無表情だった麻美がゆっくりニヤーと笑う場面。
バラバラ殺人事件のあった閉店したバーの部屋でピチピチとはねる舌。
足首を失った麻美の義父が義足の代わりに貼り付けた板で歩く場面。
その男の首を麻美が切り落とす場面。
舌を切り落とし異常をきたした若い男を袋に入れて飼っている麻美。
などなど、悪夢や妄想場面も多いのですが、異様でショッキングな場面が多く、結構冷や汗が出てきます。
それでもやはり怖いもの見たさに見続けてしまうのが、映画ファン、ホラーファンのイタイところでしょうか?
こうして最後の日は突然やってきます。家政婦のいないある日、家に一で人いた青木はいつものブランデーを飲むと、やがて体が痺れてその場に倒れてしまいます。
なぜか意識ははっきりしているのに体が動かない・・・・。
そう、何者かがブランデーに薬を入れたのです。
そしてその時、目の前に現われたのは、牛や豚の解体処理用エプロン&ゴム手袋を身につけた麻美だった。
ここからはかなり悲惨で解説できません。
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心臓の悪くない人は衝撃の結末をあなた自身で体験して下さい。
猫かぶりの女性(特に美人)は怖いという教訓を与えてくれる恐怖の怪作です。
そして、くれぐれも仮想の面接やオーディションで好みの女性を見つけようなんて考えてはいけませんよ。
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- ・公開年 : 1999年
- ・制作国 : 日本
- ・上映時間 : 115分
- ・仕 様 : カラー
- ・R-15指定作品
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・スト−リ−
・キャラクター
・恐怖 度数
・狂気 度数
・残虐 度数
・衝撃 度数
・購入してゆっくり楽しむ。
・メーカー未レンタル。
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