■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 
DVD 名作コレクション
TOP ≫ MOVIE (邦画) ≫ ホラー ≫ 血を吸う眼
 〜 『 よく来た。 ・・・・ 待っていたよ。私の花嫁 』 〜 
 ストーリー

血の様な真っ赤な夕焼けを見た5歳の秋子は、走り出した愛犬レオを追ってひっそりとたたずむ海辺の洋館にたどり着き、館に入った。その秋子の前に、口から血を滴らせた金色の眼を持つ男が凶悪な叫び声を上げながら現われた。それから18年、幼少時の体験を悪夢と思い込み、光る眼のイメージがトラウマとなっていた教師の柏木秋子(高田みどり)は、今は故郷を離れ富士見湖畔の家で妹の夏子(江美早苗)と2人で平穏に暮らしていた。しかしある日、隣人の久作(高品格)のもとに、大きな白い柩が届けられたその夜から、奇怪な事件が起こり始める 。秋子のフィアンセ、外科医の佐伯(高橋長英)は、首に噛み傷を持ち、大量の血液を失い意識障害を起こした女性の患者を診察し釈然としないものを感じる。しかも秋子が、変貌した久作に襲われ、鏡に写らない金色の眼の影のような男が家に現われるに至って、佐伯に催眠術により、幼少時の記憶を取り戻した秋子は、あの不気味な男とトラウマの原因でもある故郷の洋館に佐伯と訪れる事を決意する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 解説&見所

・前作<血を吸う人形>の好評に応え、血を吸うシリーズ第2弾として企画され、日本で初めての本格的な吸血鬼映画として新たに制作された、オリジナル怪奇ロマンです。

日本の吸血鬼役にはこの俳優をおいて他にいないと、山本迪夫監督の大抜擢を受けた実力派性格俳優<岸田森>が、静と動を使い分け、迫力の演技を披露。一見、表情を現さない物静かな男に見えて、一旦牙を剥くと手段を選ばず、凶悪で強靭な吸血鬼に変貌。クライマックスでは壁をぶち破り、まるで物を扱うように主人公の婚約者・佐伯を襲い迫ります。

第1作の<血を吸う人形>でも、映画冒頭で早くも恐怖の夕子を登場させたように、今回も、口元に鮮やかな鮮血をしたたらせた岸田森演じる吸血鬼の顔のアップというショッキングな場面から始まります。

今回も、<高品格>が前作の源蔵役に続き、お約束のようにロッジの管理人、久作役で登場。

前作とは打って変わって始めはやさしい物分りのいい親切なおじさん役ですが、吸血鬼の第1の犠牲者となってからは豹変!メイクも手伝って死霊のような不気味なキャラクターになって再登場。ヒロイン秋子を脅かし、婚約者・佐伯を殺そうと襲います。

又、映画冒頭&ラストに登場する老人役に、大滝秀治が出演。<特捜最前線>に出演前の若き日の大滝秀治さんに会えます。

第2の犠牲者には、当時、帰ってきたウルトラマンの丘ユリ子隊員役でも有名な、クールビューティー、桂木美加がヒロインの婚約者・佐伯(高橋長英)の患者になって登場。深夜に岸田森演ずる吸血鬼に操られ、超ミニのネグリジェ姿で脚線美を披露しながら病院をさまようなど、結構大人の客層もターゲットとしていたのが見て取れます。

こうして犠牲者を増やしながら、徐々に秋子に近づく不気味な吸血鬼は、妹の夏子を第3の犠牲者にしてしまう。

そして遂にその不気味な男は夏子を操り、秋子の前に現われる。何故か鏡に全く写らない不気味な男とその光る眼を見た秋子はトラウマの原因がこの男である事に気づき愕然とする。

一方、病院へ向かう車の中で突然襲ってきた久作から逃れ、秋子のもとに駆けつけた佐伯は吸血鬼の存在に確信.を持ち、催眠療法で全ての原因と思われる秋子の18年前の記憶を呼び覚ます。

秋子の故郷の海辺にたたずむ荒れ果てた洋館にたどり着いた2人は、18年前に吸血鬼から秋子を助けた老人(大滝秀治)の死体を発見する。

その老人が書き残した日記から、吸血鬼はこの老人の息子であり、もともと先祖は吸血鬼の呪われた家系であった事が書き記されていた。
しかも老人の息子は25歳の時、吸血鬼として突如目覚め、婚約者の血を吸い殺害した為、監禁したと・・・。

そこにあの不気味な男が現われる。

男は嬉しそうに秋子を 『私の花嫁』 と呼び、18年前秋子を気に入った吸血鬼は、花嫁に迎えようと執念深く待ち続けていたのだった。

2人に迫る男は佐伯と格闘になるが、圧倒的な力の前に佐伯は次第に劣勢を強いられ、絶対絶命の危機に瀕する。



しかしその時、死体となっていたはずの老人が ・・・・・!!!

この後、吸血鬼の絶叫が洋館に轟きます。

絶妙などんでん返しと衝撃のラスト。 この後の岸田森の迫真の演技をお楽しみください。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        <果たして2人は無事に吸血鬼を倒す事が出来たのでしょうか?>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      ★ 因果応報とも言える衝撃の結末は 是非あなたご自身の眼で確かめてください ★

                39年前の、古典的名作ホラーです。是非ご鑑賞下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★
・名作 度数
・カルト 度数
・スト−リ−
・キャラクター
・岸田 森 度
・怪奇 度
・大どんでん返し
・ハッピ−エンド
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
・公開年  : 1971年
・制作国  : 日 本
・上映時間 : 82分
・仕 様   : カラー
血を吸う眼
・メーカー未レンタル