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DVD 名作コレクション
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LOFT                〜 『 全部、妄想だったのか。 』 〜 
 ストーリー

執筆に専念するため、東京郊外の空家に引っ越した作家の礼子(中谷美紀)。森と沼と草原に囲まれて、ひっそりとたたずむその洋館の向かいには、大学の研修所だという不気味な建物があった。そこに出入りするのは、考古学教授の吉岡(豊川悦司)。彼は、千年前に沼に落ち、泥の成分でミイラ化した女性を極秘に保存していた。そして、そのミイラを預かって以来、礼子の周りでは不思議な現象が起こり始める…。

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 解説&見所

主演の中谷美紀の不安感をあおるスレンダーな体型。

豊川悦司の神経質で不機嫌そうな表情。

押さえた演技もト−ンが低く、やたらと暗く重苦しい映画です。

大学の研修所という設定の建物もこれでもかの不気味度200%の演出。

森も沼も全てが明るい部分を極力排除。ゆううつでミステリー色が非常に濃い作品です。

しかも、この映画には、妄想、現実、心霊現象が同時に平行して随所にちりばめてある為、どこまでが現実で、どこまでが妄想なのかの境界線が非常にあいまいなので、ストーリーを整理しながら見ることを強要されますので要注意。

そして狂言回しに使われているミイラの存在意義が残念ながら最後まで全く見当たらない(笑)という非常に不可解な作品です。

ラストちかく、ミイラが起き上がって迫ってくるシーンはさすがに不気味ではあるけれども・・・。

その代わりに失踪した女子大生役を安達祐実が熱演。

心霊現象として礼子(中谷美紀)の前に執拗に現われる場面。

生き返って見開いた大きな眼で、吉岡(豊川悦司)に迫る鬼気せまるシーン。

埋められた土中から起き上がるシチュエーションなど、黒澤監督の実験的な手法が続きます。。

全て妄想だったのかと吉岡&礼子が安心して抱き合ったのももつかの間、ラストはいきなりの衝撃度で唐突に終わりが訪れます。


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★★★
★★★
★★★★
★★★
★★★★
★★★★
・名作 度数
・スト−リ−
・キャラクター
・サスペンス 度数
・妄想 度数
・ラストの衝撃度
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
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・公開年  : 2006年
・制作国  : 日 本
・上映時間 : 130分
・仕 様   : カラー