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おくりびと 〜 『 ＮＫエージェント？』 〜
● ストーリー
・オーケストラのチェロ奏者だった大悟（本木雅弘）は楽団の解散であっという間に職を失ってしまう。そして自分に才能が無い事に気づいていた彼は,ローンで買った１８００万円のチェロを手放し、亡くなった母がたった一つ残した財産である、山形の実家にＷＥＢデザイナーの妻、美雪（広末涼子）と里帰りする事を決意。実家で職探しを始めた大悟の目に止まったのは、『ＮＫエージェント』 という会社の募集広告。旅行代理店と勘違いした大悟は社長（山崎務）の.面接で即採用！しかも月給５０万と聞き驚く。そして納棺師という職業を始めて知る事に・・・。
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● 解説＆見所
第８１回・米アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。日本のみならず、世界に認められた感動の名作です。
アカデミー賞受賞時、大悟役の本木氏は、あまりの嬉しさ＆興奮で、思わず滝田洋二郎監督と一緒に壇上に上がってしまったというエピソード付きです。（通常は壇上に上がるのは監督だけです。）
何よりも日本で納棺師（のうかんし）という職業をこれだけ詳しく紹介して有名にした映画は今までに皆無でした。
そして、日本人すらこの職業に関して詳しい全貌を知らない現状を考えると、海外では非常に新鮮で斬新な日本的映像として映ったのではないでしょうか。
特に日本独特の様式美を兼ね備えた納棺の儀は、本木雅弘の凛々しさと、美しい所作もあいまって、故人を厳正に、かつ神聖にやさしく、手厚く、暖かく、慈しみ、包み込む様に送るその丁寧で丁重なしぐさは、私も思わず息を詰めて見入ってしまいました。
見る者さえも、おごそかな気持ちにしてしまう。そんな臨場感たっぷりの神聖な映画にはなかなか出会えません。
又、納棺師に対する友達や家族の無知から来るさまざまな偏見に葛藤し、苦悩する大悟。
「けがらわしい」とまで言って家から出て行く妻・美雪。
しかし、妻がいない間も様々な人々の故人にまつわる喜怒哀楽を感じながら黙々と納棺師という仕事に情熱を傾ける大悟のひたむきさ。
その心象風景を美しい山形の自然の移り変わりとともに表現するなど、大悟はもちろん、一人一人の登場人物の緻密なキャラクター設定＆ドラマ部分がしっかりと描かれ、見ごたえ充分です。
そして山崎務が演じた、いろんな修羅場をくぐって来たであろう社長役は説得力があり、その包容力のある渋い演技は奥深く貫禄充分で見ごたえあります。こちらもお見逃し無く。
ラストには、大悟が送らなければならなかった人に関して連絡が入ります。
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大悟が納棺師として送らなければならなかった人とは誰なのか？
又、その人が最後まで手に握っていた大悟へのメッセージとは何なのか？
果たして出て行った妻の美雪は帰って来るのか？
是非、人間ドラマの醍醐味と、感動のハッピーエンドをあなた自身で体験してください。
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・名作度数
・ストーリー
・キャラクター
・感 動 度
・人 生 度
・ハッピ−エンド
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
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・公開年 ： ２００８年公開
・制作国 ： 日 本
・上映時間 ： １３１分
・仕 様 ： カラー
