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DVD 名作コレクション
TOP ≫ MOVIE (邦画) ≫ ハ−トフル・青春 ≫ 西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだ         -------------- 『 脱出に成功 ♪ 』 ------------------- 
 ストーリー

・同級生と仲良くなれず登校拒否になってしまった少女、まい(高橋真悠)。彼女は母親(りょう)のすすめで、“西の魔女”と呼ばれている森で暮らす英国人の祖母(サチ・パーカー)の住む田舎で夏休みを過ごすことに。大自然の中で新生活をはじめたまいは、祖母から自分の家系が本当の魔女の血筋であると聞かされ魔女修行を始める事に。自然に触れ、家事に励むまいは次第に癒され、生きる力を取り戻すが・・・・・。

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 解説&見所

梨木香歩の100万部を超える大ロングセラー小説。だれもが待望した原作の完全映画化です。
主人公の祖母<西の魔女>役は大女優シャーリー・マクレーンの娘、サチ・パーカーが演じています。


物語は<西の魔女>と呼ばれる祖母の訃報から始まります。

母に連れられ祖母の家に向かうまいは,、かつて<西の魔女>と一緒に魔女修行をした日々を思い出していました・・・。


この原作&映画のテーマは、長い人生を過ごし様々な経験を積んで、しっかりと人生修行した人たちは、みんな魔法のように人生の智恵が使える魔女や魔法使いだという事です。そして、その知識を分け与えるのが魔女修行という図式。

それは・・・。

  しっかりと食事を取って、睡眠時間を充分にとり、規則正しい生活で、体をリセットする。
  豊かな自然に囲まれ、平穏に暮らす。都会の雑事、異常な人間関係から離れ、心をリセットする。
  日々必要なものを自分で作る事で、頭脳と体力を養う事。

から、スタートします。

今の都会人が見失いがちな、生きていく為の基本的な力を養う魔女修行。それは決して難しい修行ではありません。

そしてサチ・パーカーのおだやかな自然体の円熟した演技は、この魔女修行にさらに説得力と厚みを与えています。時に優しく時に厳しく、落ち着いた演技でサチ・パーカーが演じる<西の魔女>はとっても素敵で魅力的です。

こうして暗く沈んでいたまいは、西の魔女の元、徐々に笑顔を取り戻し、活発に元気を取り戻していきます。

ところが ・・・。

まいの近所に住む、感情表現がストレートで粗野に見える男(木村祐一)に対して、まいは次第に偏見や嫌悪感や排他願望がつのっていきます。

遂には、「 死んでしまえばいい!」 と言い放つまいを見た時、西の魔女は怒り、ついに感情が昂ぶって、まいの頬を叩いてしまいます。

なぜなら人に対する偏見や嫌悪感や排他願望、それは、まいがかつて不登校になった原因と同じ、マイナスの感情に他ならないからです。

その事に気づかないまま、今度は人を平気で攻撃したまいを、西の魔女は許す事が出来なかったのではないでしょうか?

他人に対して、優しさの微塵も無い言葉を口にした事に対して、孫であるがゆえに厳しい態度を取って本気で怒ってしまった西の魔女のこのシーンはつらいけれども素晴らしい場面だと思います。

子供が人間として育つのには、大人がシッカリ愛情を持って必要なまっすぐに進むべき道を照らし出す事が必要だという事を改めて私達に思い出させてくれます。

この1件依頼、わだかまりを持ってしまったまいは、又、母に連れられ東京の自宅へ戻る事になります。しかも、家を出る時、見送る<西の魔女>に、さよならも言わずに無言で東京の家に帰ってしまいます。

そして、月日が流れ、ある日祖母の訃報が入り映画冒頭に戻ります。

こうして再度、<西の魔女>の家を訪れたまい。

以前、まいが嫌った粗野な男も、肩を落として祖母に感謝の言葉を述べる姿は、冷静に見れば全く普通の人に見えるまい。

そして祖母の家で、まいはあるメッセージを発見する ・・・。

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                    最後に人生のバトンタッチをした西の魔女

  あとで後悔するであろうまいに、ちゃんと最後のメッセージを残している魔女の優しさが素晴らしい。

                本作は、感動ものの名作です。是非ご鑑賞下さい。


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・公開年  : 2008年年6/21
・制作国  : 日本
・上映時間 : 115
・仕   様 : カラー
★★★★★
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★★★★
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・名作度
・スト−リ−
・キャラクター
・教訓 度数
・魔女修行 度数
・ハッピ−エンド
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
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