■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
TOP ≫ MOVIE (邦画) ≫ 純 愛 ≫ アジアンタムブルー
アジアンタムブルー 〜 『土踏まずみたいだったな』 〜
● ストーリー
・ エロ雑誌編集者の山崎隆二(阿部寛)は、仕事の強いストレスで限界を感じ始めていたが、ユウカ(小島聖)の推薦で出逢った新進カメラマン続木葉子(松下奈緒)の素朴でピュアな存在感に癒されていく。やがて2人は愛し合うようになるが、彼女の体を病魔が蝕んでいた…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
● 解説&見所
冒頭ベンチに腰かけ、放心状態で水溜りを見つめる山崎(阿部寛)の場面からこの映画は始まります。
そしてピクリとも動かないもぬけの殻の様になったこの男に何があったのかが次第に明らかになっていきます。
エロ雑誌の撮影で、SM女王のユウカ(小島聖)は、以前個展で見たピュアなカメラマン葉子に親近感を持ち、雑誌編集者の山崎(阿部寛)に推薦する。
前半は、地味で少し世間知らずなカメラマン葉子(松下奈緒)が、フランスのニースをナイスと読む天然系キャラクターぶりを披露。
子供の様に、無邪気にニースに行けると内心喜ぶ葉子を、山崎は汚れを知らない「土踏まず」と表現。
ユーモアっぽく話は進みますが、葉子のニース行きは編集長によりキャンセル。
仕事が無くなった葉子は以前突然やめたコンビニの店長に、悪気もなく「もう一度使ってください。」と頼み込む。
仕事に生きずまり精神的な限界を感じていた山崎は、葉子とも一時離れてしまうが、コンビニでアルバイトをしている葉子に偶然再会。
かねてから、彼女の純粋さに惹かれていた彼は、遂に決心して愛を告白。
2人は同棲をしはじめる。、
クリスマスプレゼントに図鑑をお互いに送り、身寄りの無い者同志不器用に微笑ましく、静かになにげないささやかで幸福な生活が淡々と描かれます。
そんなある日、一人旅をしながら風景写真をとっていた葉子は、胃に激痛がはしり、倒れてしまいます。
葉子の末期ガンを医者から告知された山崎は、以前葉子があこがれていたニースで一緒に過ごそうと考え、退職金を得る為会社を退職。
残された時間を葉子の為だけに献身的に使おうとします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二人がニースに行く前に日本に残していく葉子の大切にしていた観葉植物アジアンタム。
水のやり方が難しく、一度枯れ始めると止まらない事をアジアンタムブルーと言います。
葉子のはかない命をたとえ、これが原題となっています。
静かな作品ですが、葉子がガンと判ってからの山崎の献身ぶりが心を打つ名作です。
是非、ご鑑賞下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
- ・公開年 : 2006年
- ・制作国 : 日本
- ・上映時間 : 110分
- ・仕 様 : カラー
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★
★★★★
★
・名作 度
・スト−リ−
・キャラクター
・ユーモア度
・癒 し 度
・ハッピ−エンド
・購入してゆっくり楽しむ。
・簡単レンタルで楽しむ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・